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先日の11/20(日)、午後。

雨男の私からすると「奇跡」と思えるほど、昼間は秋とは思えぬ汗ばむ位の快晴に恵まれて、今年で5回目となるピアノ発表会を無事に迎える事が出来ました。

今年は例年に比べ参加された生徒さんが減ってしまいましたが、それでも皆さんほぼ1年ぶりの再会で、その時の馴染みもあってか更に打ち解けた感じで、ご自身の発表での緊張を胸中にしながらも、終始和やかな会となったのでは、と思います。

参加された皆さん、お疲れさまでした!

今年も生徒さんそれぞれ、アレンジに自ら挑戦したり、前年よりも更にジャズフレーズに専念したりと、自分なりの創意工夫をされました。ただ、昨年のこのブログでも書いたように、拍(カウント)のズレや左手のミスタッチ等も、相変わらずありました。ちょっとしたケアレスというものはインプロビゼーションの中では(私自身も含めて)本当によくある事なんですが、コード音が全くズレているのに「弾く事」に躍起になってしまった、というのが少々残念だったかな、と思います。

会中のMCでも話しましたが、左手のボイシング(Chordの3度・7度)と、裏拍で取るリズムというのが、実はジャズピアノにおいて、右手のフレーズの如何よりも、よりファンダメンタルなものである事を、ご自身で弾きながら実感された方も多いと思います。また、普段は何気なしに出来ているのに、発表会といった表立った場所で弾くと、俄然意外なところで頭が真っ白!なんて事もしょっちゅうあります(私もシラっとして弾いてるように見えますが、未だにそういう事が度々あります…汗)。

私自身にも言える事なんですが、自身が作った「アドリブという生き物」を『動き続けさせる』が為に、是が非でも弾き続けるというのは、甚だ限界があります。何より、自分の弾く曲をトータル的に鑑みても、背景となるコード音がズレて曲の進行がわからなくなっている中で「弾き倒す」のは、もはや「音楽的」でなくなる気がするのです。いずれにせよ痛感するのは、フレーズやボイシングもさる事ながら、ドラムやベースの「音」や「拍」を聴いて(認識して)、まず自分がジャズやボサノバの「リズム」に乗った上で的確な音を「1音」でも「鳴らす」事…と(教える側としても)改めて思いました。そして、自分の音がもしズレていたと感じたら、一旦弾くのを止めてリズムを体感し直してから弾き始めるという「癖付け」なのか、とも思いました。

常時レッスンでは、講師がピアノ低音部でベースラインを弾いて、生徒さんはフレージングやボイシングに重きをおくという半ばリズムレス&連弾的なスタイルでやってますが、年に一度の発表会だけでは、本物のドラムやベースのリズムを汲み取るのはさすがに難しいと思います。発表会での緊張や焦りも相まって、自らのリズム感やカウントがおぼつかないのは、至極当然とも思います。なので、今後の企画としてドラムやベースを交えてのリズムワークショップ的なものが出来たら良いな、とも考えています。

先に書いたファンダメンタルな課題というのは、ジャズをやる限り永遠のテーマと言えますし、時には少々キツい物言いになってしまう私ですが(汗)、それでも懲りずに(レッスンを)継続してジャズピアノを好きでいてくれたらと、切に願っております(大汗)。

来年も第6回目の発表会が開けますよう(ワークショップ的なものも開けるよう)、どうぞ宜しくお願い致します。

お疲れさまでした!


小関基之


コセキピアノスクール「大人の為のジャズピアノコンサート 2016」
(Mature Jazz Piano Concert #5)」
会場 武蔵境・Music Cafe フォンタナ
サポートメンバー / 佐藤"ステディ"徹 (Drum) 高健太郎 (Bass)

mjpc2016 program

mjpc2016allstudents
2016/11/22(火) 20:31 発表会 PERMALINK COM(0)
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